今まで「コーヒー」という飲み物が飲めればいいと思っていたので細かいところにはそんなに拘っていなかったが、あることをキッカケに「コーヒー」というものに少しだけ拘りを持ちたいと思い始めた。
家でもキャンプでも美味しいコーヒーが飲めるように色々とコーヒー関連の器具を揃えたのでここでご紹介しようと思います。
コーヒーを淹れる時間を楽しみたい
昨年の秋のこと。
@tomotech54さんとの紅葉キャンプでコーヒーをご馳走になりました。
そのコーヒーの味は今まで自分が淹れて飲んでいたドリップコーヒーと全然違いホント美味しかったんです!
まさにお店の味!
味の違いには鈍感な方だと思っていましたが、この時は違いを感じれた。
今まで雰囲気で適当に淹れていたコーヒーですが、奥が深いと言われているコーヒーについて勉強して知識を身につけて、これから少しだけ拘ってコーヒーを淹れてみようと思った。

そして、味はもちろんなのですが、@tomotech54さんが「コーヒーを淹れる所作が好き」というのを聞いて、コーヒーを淹れる過程を楽しそうにやってるのを見て「コーヒーを淹れる」という行為を自分も楽しみたいと刺激され、コーヒー器具も色々と揃え始めた。
コーヒーウェアの紹介

美味しいコーヒーを求めて、そしてコーヒーを淹れるという所作を楽しむために揃えたコーヒーウェアをご紹介します。
自宅ではもちろん、このセットをキャンプにも持ち出して、自然を眺めながらのコーヒータイムを楽しんでいます。
KINTO プアオーバーケトル 900ml

コーヒーを淹れるのに重要なモノの1つにケトルがある。
このケトルは細い線のお湯が注げるのでスピードや湯量などコントロールがとてもしやすい。
コントロールのしやすさという部分で言うとハンドルがとても持ちやすく注ぎやすい。
特に親指部分のフィット感が抜群なので安定してお湯が注げます。
フラップ式の蓋は傾けても落ちることがないので蓋を抑える必要がなく、最後の一滴まで片手でお湯を注げるのは地味に便利なポイント。
デザインもさすがKINTOといった感じでスタイリッシュでクールな見た目にブラックカラーでカッコ良さもあるところが男心をくすぐる。
ハンドドリップで淹れるコーヒーショップでも使っていることが多いこのケトルはプロも認める一品である。
HARIO V60 ドリップデカンタ

ケメックスに憧れがありましたが、値段の高さと消耗品となるペーパーが割高な点が購入に踏み切れず悩んでいたところ、見た目と用途がピッタリでリーズナブルなこのコーヒーサーバーを見つけました。
持ち手となる真ん中部分のクビレがケメックスのパクリか?というデザインではありますが、この見た目が個人的にお気に入りです。
取り外し可能なシリコンのバンドが巻かれているので、カップにコーヒーを注ぐ時はしっかりホールド出来て注ぎやすいです。
注ぎ口の”キレ”がいいので注ぎ口からの液ダレのような感じにもなりません。
1杯分を180mlくらいとして4杯分が淹れられます。
グループでのキャンプシーンや自宅での来客時に4杯分入れることもあるのでこのくらいの量を1つのサーバーで一気に淹れることの出来るものが欲しかったのでピッタリでした。
円すい型のペーパー「V60ペーパーフィルター02W」が使えるドリッパーも付属している。
円すい型のドリッパーだが、自立する形状になっているのでお湯を注ぎ終わった後、ドリッパーを外した際に自立して置けるのはとても助かる。
KINTO コーヒージャグセット 600ml

ステンレスフィルターを使ってみたいな〜と思い、KINTOから出ているものを買おうとした際にサーバーがセットになっているものを見つけてデザインも好みだったので、
SLOW COFFEE STYLE コーヒージャグセット600ml
を購入しました。
見やすいサーバーの目盛り、ドリップが終わった後にステンレスフィルターを置けるホルダーなど使い勝手の良さはとてもいい
そして何より、ステンレスフィルターによってコーヒーの旨味成分である”油分”もドリップされ、ペーパーとは違ったコクと風味がより一層際立ったコーヒーを楽しめます。
家では気分によって先に紹介したペーパードリップ用のドリップデカンタとこのステンレスフィルターを使い分けますが、キャンプではこちらを持って行く方が圧倒的に多くなりました。
Rivers コーヒーグラインダー グリット ブラック

1番の決め手はこの見た目!
携帯性のあるグラインダーの中でも数少ない「ブラックカラー」に「RIVERS」の文字が映える見た目に一目惚れ。
前述で紹介したケトルやサーバーがブラックということもありそれに合わせたチョイスです。
「豆を挽くだけのモノ」というシンプルなアイテムではあるが、コーヒーの味を左右する重要な「直前に豆を挽く」ということに直結するものなので奮発してこれをチョイス。
セラミック刃で摩擦熱が出にくいので豆本来の味を損なわずに挽くことが出来る。
粗挽きから細挽きまで調整可能なのでステンレスフィルターも使う自分にとって挽き目を調整できる機能は便利である。
豆は1回にギリギリ20gまで入れることができる。
HARIO V60 ドリップスケール

コーヒーを淹れるのに今まであまり意識しなかった時間や注ぐ湯量。
このスケールを使って抽出量と時間を同時に計測してコーヒーを淹れるだけでも結構味が変わることを知りました。
コーヒーは全てにおいて量をしっかり計って淹れることで味を均一に近づける。
それによりコーヒー豆の種類や焙煎度合いの違いを楽しめるようになる
さらに、しっかりと計りながら淹れると”コーヒーを淹れる所作”がさらに楽しくなるアイテムなのでぜひ使ってみて下さい。
豆の量、抽出量、抽出時間など美味しいホットコーヒーの淹れ方は、TARPtoTATPtoTVで堀口珈琲さんによるコーヒー講座を公開していますのでそちらを見てみて下さい!
KINTO BOTTLIT キャニスター 600ml

これも完全に見た目だけで選んだアイテム。
コーヒー豆が200g程度入るので豆を購入してきたらコレに移して保管している。
コルクの蓋とボトルの形が可愛らしいのでインテリアとして置いてあってもオシャレ感がある。
コーヒー豆の保管は、「涼しく乾燥した暗い場所」がいいと言われているので、密閉性という部分とガラス製である点から考えると本来はコーヒー豆の保管容器としては「???」となるが、見た目はいいので気に入って使っている。
保管をしっかりして鮮度の良いコーヒー豆で飲みたいという方には、しっかりとした密閉性がある適した他の容器をオススメします。
STANLEY 真空マグ 0.23L

結構お気に入りなのがこのスタンレーの真空マグ。
コレを使っている人を見てサイズ感的にもちょうど良さそう!と思って真似して買ったのですが、236mlというサイズがコーヒーを入れるにはちょうどいい大きさで重宝しています。
保温力もあるので長く温かいコーヒーが飲めるのが嬉しい。
今までキャンプではホーローのマグカップを使っていましたが、寒い時期はせっかく淹れたホットコーヒーがすぐに冷めてしまい。。。
そんな残念な思いをしていたのがコレを使うことで解消されました!
出かけるときやキャンプに向かう際などにはコンビニで買ったコーヒーをコレに入れ替えて使っています。
キャンプに限定されることなく、仕事に行くときや家でも毎日使っているお気に入りの一品。
この記事を書くのにスタンレーの公式サイトから真空マグのページを見たらいつの間にか「ホワイトカラー」がラインナップされていました!
嫁さんがホワイトが出たら欲しいと言っていて2個目は保留していましたが、まさか本当にホワイトカラーが出るとは思いもよらず!
速攻注文しちゃいました笑
Rivers サーモジャグ キート
しっかりと保温できる魔法瓶が欲しいなぁ〜と思っていた時に出会ったコレ。

1.3Lとサイズ感もちょうど良く、肝心の保温力はなかなかのものです。
コレに多めに淹れておいたコーヒーを入れていつでも温かいコーヒーが飲めるぜ〜!!!
とウキウキで購入したものの、実際はそのような使い方はほとんど出来ていないが、グルキャンとかで人数が多い時は、少し早く起きた朝に600mlのコーヒーを2回淹れてコレで保温しておくとみんながコーヒーを飲みたいタイミングで振る舞えるのでそこは便利。
あとは、寒い時期には自宅やキャンプシーンで、コレにお湯とジャスミン茶のパックで温かい飲み物を常備している。
パックのお茶であれば多めにお湯を沸かすだけの手間で済むし、コーヒーに比べてお茶だとガブガブ消費するのでちょうどいい。
そして、何気に重宝しているのが氷を保存するジャグとしての利用!
クーラーボックスに氷を入れていてもそこまで長時間は持たない。
でも、コレに自宅の冷蔵庫で作った氷を入れて、さらにこのジャグをクーラーボックスに入れて保管しておけばキャンプの2日目まで氷がほとんど溶けずに保存できるので2日目の撤収前にアイスコーヒーを飲むことも出来ます!
保存時間が長いと氷はジャグの中で塊みたくなってしまうので、アイスピックもしくは代用できるものを一緒に持っていくことをオススメします
Russell Hobbs コーヒーグラインダー

ハンドミルでゴリゴリしながら豆を挽くのもコーヒーの楽しみの1つ。
でも、自宅で豆を挽くのに、朝の忙しい時間にのんびりゴリゴリしてる時間がなかったり、20g以上の豆を2回もゴリゴリするのも面倒だったり…
と、いうことで自宅では電動のグラインダーも併用して使っています。
このラッセルホブスのグラインダーは、5,000円以下で買える電動ミルの中ではわりかし評判がいい方。
カッター式(プロペラ式)なので、挽いた豆に結構”ムラ”が出るし、”ムラ”を無くそうとして長い時間スイッチを押して挽くと今度は細挽きになってしまう。
この点が最大のデメリット。
しかし、サイズもコンパクトなので置き場所的にもあまり邪魔になることなく、グラインディングボウルが取り外し出来るという点はすごく便利です。
デザインとマットブラックというカラーがカッコ良く、我が家のコーヒーウェアたちとも相性ピッタリで気に入っています。
でも、いつかは本格的な電動グラインダーを手に入れたいなぁ〜なんて思っています。
KalitaのナイスカットGとかデザイン性も抜群だし、家庭用としてだけではなく業務用としても使われるほど機能性もしっかりしているようなのでいつかはコレを手に入れてワクワクするコーヒーライフを送りたい。
≪2020.04.19 追記≫
コーヒー豆の”挽き具合”の重要性を知って、前から欲しかったKalitaのナイスカットGを購入しました!

Kalita Black 復刻版ナイスカットG
蔦谷家電プロデュースのオールブラック仕様
受け缶までもステンレスブラックのこだわり抜かれたシックでお洒落なデザイン
挽き目の違いでコーヒーの味や風味は全然変わります。
人それぞれ好みはあると思いますが、個人的には中粗挽きが雑味もなくスッキリとしたホットコーヒーを味わえて好きです。
詳しくは、TARPtoTATPtoTVで堀口珈琲さんによるコーヒー講座を公開していますのでそちらを見てみて下さい!
お気に入りのコーヒー豆
これだけ道具を揃えても肝心なのは「豆」
調べると、家から行ける範囲で自家焙煎のコーヒー店や焙煎専門店などがいくつかあることを知りました。
数店舗へ足を運び、好みの味など色々と相談した上でそれぞれにオススメされたコーヒー豆を購入して試してきました。
美味しいものにも出会いましたが、ある日訪れたお店で飲んだコーヒーに衝撃を受け、それ以来ほとんどその豆を使って飲んでいます。
それが、猿田彦珈琲の「猿田彦フレンチ」

深煎りの豆で、ビターでしっかりとした味に酸味も少なく飲みやすい。
少し冷めた時の酸味があまり好みではないのだが、それがなく最後まで美味しく飲めるのが1番気に入っているポイント。

出典:猿田彦珈琲
洗練された風味が特徴の深煎り定番ブレンド。
ビターチョコレート、ダークチェリーを思わせるフレーバー、シロップのような心地よい口当たり。
すっきりとした後味と心地良い余韻。
この豆に出会ってからは、ほぼこれしか飲んでいない。
深煎りなのでアイスコーヒーにもピッタリのため1年を通してこのコーヒー豆を愛用出来るので、今のところ他に興味を持たないくらいハマってしまった豆です。
無難な味ではないので好き嫌いが分かれる豆だとは思うが、ビターでしっかりとした味のコーヒーが好きな方には試してもらいた豆です。
この1曲を聴きながらコーヒーを
まだまだ本格的にコーヒーの知識があるわけではないですが、個人的には楽しみながら美味しいコーヒーが飲めています。
そして、キャンプで大自然の中でコーヒーを飲むのが何よりも至福のひととき。
そこにこの1曲を聴きながらのコーヒータイム、いかがでしょうか?